7. 旅 行 ア ル バ ム (40)


「立山・別山登山」と「立山を展望する温泉」

※登山日:2012.7.29(旅行日=7/27夜〜30)



立山室堂平から見る「立山」の雄姿!

富山県の北アルプスの一画をなす「立山」は、「雄山」・「大汝岳」・「富士ノ折立」の三座からなっている!



    
  2012.7.27の夜から、30日にかけて、富山県の「立山」に行ってきました。

   7月28日に「弥陀ヶ原」と「立山カルデラ展望台」等の散策で高度順応化を図り、29  
  日に「雄山」、「大汝(おおなんじ)山」、「富士ノ折立」、「真砂岳」、「別山」を
  巡りました。
  この時点で私は、「立山三山縦走達成!」と信じていたのですが、後日調べてみる
    と、「立山三山」とは、「浄土山」、「立山」、「別山」で「三山」と数えるのが正
  規の「立山三山」ということのようです(※参照)。

  ※「雄山・大汝山・富士ノ折立」をまとめて、「立山」として1座(1つの山)とする。

  「浄土山」を抜かしては、厳密な意味で「立山三山縦走」にはならなかったのです!

  即ち、「立山」は飛騨山脈(北アルプス)北部の立山連峰に位置する山で、雄山(標
  高3,003 m)、大汝山(標高3,015 m)、富士ノ折立(標高2,999 m)の3つの峰の総称
  なのであります。
  雄山のみを指して立山ということもありますが、厳密には立山連峰に立山と称する単
  独峰は存在しないというのが正しい理解であります。 

  今回の登山は、3000m級の峰々を縦走しての、雪渓を交えた風景の壮大な爽快感や、
  高山植物の種類の多さと見事さ、そして日本最高所に湧く天然温泉掛け流しの露天風
  呂、黒四ダムの放水に黒部湖の遊覧船周りと、実に様々な見所や楽しみの多い「素晴
  らしい思い出」として、末永く心に残る山旅でした。

  その中でも一番のハイライトは、何といっても別山と雷鳥沢から眺める名峰「剱岳」
  の雄姿を目の当たりに見た風景でした!
  その標高は、僅か1mだけ3000mに満たない2999mなのですが、雄大なスケールと気
  高さを備えた、正に「日本の名峰」と呼ぶに相応しいその見事な姿に、素人カメラマ
  ンは夢中でシャッターを何度も何度も押したのでした!


「別山南峰」〜「雷鳥沢」への稜線から見る「剱岳」を描いた水彩画
  そして、立山に登る前から、あるグループ展に水彩画を出典するために画題を決めて   いた、「山塊」という画題の絵の対象として、迷わず「剱岳」を選びました。  







◆◆◆◆◆ ご あ ん な い ◆◆◆◆◆


「立山・別山登山」は、往路、帰路とも「さわやか信州号」を利用しました。
  「さわやか信州号」(サンシャインツアー)のホームページはこちら!
    ◆往路のアクセス(旅行日2012.07.27夜〜28朝) @【南浦和〜新宿】 【電車】南浦和20:49発 → 赤羽21:01/21:08 → 新宿21:23着 A【高速バス・さわやか信州号】   新宿駅西口都庁(都庁大型バス駐車場)発 22:30    ※新宿は出発時間の30分前(22:00前)の集合     →「室堂」着=翌日(7/28)朝7:05 頃「室堂ターミナル」着

    【注】到着予定07:15のところ、10分早く到着。      ※「室堂バスターミナル」で、「立山黒部アルペンルート」の乗り物の時刻表と       「弥陀ヶ原トレッキングマップ」をもらった。         ◆高度順応トレッキングの日(7/28) @【「弥陀ヶ原」トレッキング・コースタイム】   ※「室堂」発(高原バス)08:40 → バス停「弥陀ヶ原」着08:55   ※09:10「外回りコース」でトレッキング-----(ポイント「C」の地点で休憩)    -----【外回りのその先の探索をするも、話題の「ラムサール条約登録地」としての       「弥陀ヶ原湿原」はワタスゲの穂が白くまばらにある程度で、「尾瀬」や「田代       山湿原」等に比べ見劣りする景観だったので、炎天下で余りに暑いから、熱中       症を避けるために途中で「ポイント「C」の地点」まで戻り、「内回りコース」       のトレッキング・コースを変更した。】   ※11:00「弥陀ヶ原バス停」着    【注】ここまでの休憩等=30分

  ※昼食11:00〜11:40「弥陀ヶ原バス停」のレストハウスにて。  A【「立山カルデラ展望台」トレッキング・コースタイム】   ※「弥陀ヶ原バス停」発11:40-----「立山カルデラ展望台」着12:00【30分、休憩・見物】    「立山カルデラ展望台」発12:30-----「弥陀ヶ原バス停」着12:45   ※「弥陀ヶ原バス停」発(高原バス)13:10 → 「室堂」着13:30  B【「一の越山荘」間での登山・コースタイム】    ※「室堂」発14:00【登山開始】〜途中10分×2回休憩〜「一の越山荘」着15:30   ◆【登山に要した合計時間】= 1時間30分(正味徒歩時間1時間10分)

※徒歩時間(休憩等除く)= 計3時間45分   ※休憩・食事の時間=休憩80分+食事40分=2時間00分 【注】高原バスの乗車時間【往復】= 35分 ※登山所用時間合計(バス・休憩等を含む)=6時間20分  ◆「立山・別山」登山の日(7/29)  ◆起床05:00 ----- 朝食06:00

◆登山開始06:50 〜(30分地点で15分休み) 〜 雄山山頂08:05(10分休み) 〜雄山神社礼拝   (登山安全祈願のお祓い=08:35まで要した)08:35発 → 大汝山08:55(10分休み)/0905    → 富士ノ折立09:25(5分休み)/0930 → (この辺り「高山植物が見事」・写真撮影10   分) → 真砂岳分岐10:10 → 真砂岳10:20(15分休み)/10:35 → 11:10(「別山下」   辺りで10分休憩)/11:20 → 別山11:40(40分休み・昼食)/12:20 →剱岳分岐12:30 →   剱御前小屋12:45(10分休み)/12:55 → (雷鳥坂経由--徒歩60分--休憩10分×2回) →   雷鳥沢キャンプ場分岐14:15 → 雷鳥ヒュッテ着14:40  ※徒歩時間(休憩等除く)= 計5時間00分  ※休憩・食事等の時間=休憩等2時間10分+食事40分=2時間50分 ※登山所用時間合計(休憩・食事等を含む)=7時間50分     ◆【帰路のアクセス】(7/29) @【山小屋 〜 室堂ターミナルまで】   雷鳥ヒュッテ発07:00 →(写真撮影しながら、30分休み) → 室堂ターミナル着0900    A【室堂ターミナル 〜 扇沢まで】   室堂発(立山トンネルトロリーバス)09:15 → 大観峰09:25/(25分待ち合わせ:展望台で   立山連峰見物)/(立山ロープウェイ)09:50 → 黒部平09:57/(黒部ケーブルカー)10:10   → 黒部湖10:15(4時間20分観光・待ち合わせ。黒四ダムの放水見物/黒部湖で遊覧船に   乗船/レストハウスで昼食)/---(関電トロリーバス)---黒部ダム発14:35 → 扇沢着   14:51     「立山黒部アルペンルート」の公式ホームページはこちら!

 B【扇沢 〜 新宿まで】   扇沢発(高速バス・さわやか信州号)15:15 → 新宿駅西口近く着20:00 着
  「さわやか信州号」(扇沢 → 新宿)のホームページはこちら!
【注】この「さわやか信州号」は「栂池高原始発」で、途中の停留所になる「扇沢」から     乗車の場合、遅延することがある。-----当日は、約10分遅延して到着。  C【新宿 〜 南浦和まで】   新宿発20:20 → 赤羽20:35/20:39 → 南浦和着20:51  









§写真で見る『弥陀ヶ原』トレッキング



『弥陀ヶ原』のトレッキングコースの写真等


「弥陀ヶ原バス停」の写真

「弥陀ヶ原バス停」の後ろに見える「「弥陀ヶ原ホテル」の左脇の道からトレッキングコースが始まる。
@「外回り」--- 2キロ・1時間20分 A「内回り」--- 1キロ・40分。◆「外回り」を09:45にスタート。



「弥陀ヶ原」の木道

「弥陀ヶ原」のトレッキングコースのうち、「内回り」は写真のように木
道が整備されている。「外周り」も「C」地点まで「内回り」と共通の木
道で、それから先は、笹薮あり、沢を渡る橋ありと変化に富んでいる。



「弥陀ヶ原」の風景

「弥陀ヶ原」のトレッキングコースの全体の感じは、所々の「池塘(ちとう)」
にワタスゲと遠くの山が見えるという「湿原」又は「高原」の風景である。池
塘とは、泥炭層の窪地に水が溜ってできた物で、この池塘が散在している
「弥<陀ヶ原の湿地」が「ラムサール条約湿地」の登録地に選ばれている。



「ワタスゲ」の実が風にそよぐ風景

これは花ではなく実です。花は雪解けと共に咲くそう
で、夏山では観察できない。 黄色の地味な花らしい。



「吾亦紅(ワレモコウ)」の花

ひとつの花のように見えるが、小さい花が集まっている。花弁は無い。




「チングルマ」の花

「弥陀ヶ原」の標高は、概ね標高約1,600〜2,100mで、室堂の2420mより
500mくらい低い。このため、「チングルマ」のような高山植物でも比較的高
地に咲く花は、残念ながら「弥陀ヶ原」では既に盛りを越していた。残念!









§写真で見る『立山カルデラ展望台』



『立山カルデラ展望台』を写真で紹介


「立山カルデラ展望台」の標識

「弥陀ヶ原」の南側に広がる「立山カルデラ」を一望できる場所が「立山のカルデラ展望台」です。
荒々しい火口壁のはるか下に広がるカルデラ内には、緑の水面が美しい刈込池や砂防ダム群を見
ることができる。しかし、写真でそのスケールの大きな土砂崩れのような様子を中々活写できない!



「立山カルデラ展望」の説明板

「立山のカルデラ展望台」を見下ろす場所にある説明板。 「立山カルデラ」は、東西
約6.5キロ、南北約4.5キロの巨大な窪地で、常願寺川の浸食作用で出来たという。
今もなお大量の土砂が堆積していて、土砂流出防止の砂防工事が進められている。



「立山カルデラ」を遠望した写真

「立山のカルデラ」は、予備知識等を観光パンフレットなり、インターネットで得
て現地に行かないと、あまりピンと来ない観光地である。そもそも「観光目的」
で保存して見せている物ではなく、常願寺川の浸食作用に抵抗する立山の人
々の自然との戦いの場なのである。そして、「どうせ戦うのなら、その凄まじい
戦い振りを、観光客にも現地を見て理解してもらおう!」というものなのである。









§写真で見る『立山・別山登山』の登山道



『立山・別山登山』の登山道のポイント地点の写真




『室堂バスターミナル』近くにある、「立山」と書かれた石碑

「立山室堂」には、巨大な「室堂バスターミナル」があり、「高原バス」、「立山ロ
ータリーバス」の発着拠点となっている。マイカー乗り入れ禁止の「室堂」は、こ
うした公共交通機関か観光バスか高速バスで来る以外にアクセス方法がない。

※「室堂」発14:00【登山開始】




「室堂」から「一の越山荘」へ向かう道

「室堂バスターミナル」から「一の越山荘」へ向かう道は、「雄
山神社」に参詣する参道でもあり、石畳の立派な道である。




「一の越山荘」への登山道にも雪渓あり

「一の越山荘」へ向かう整備された登山道にも雪渓が現れててきた。
「立山・別山登山」の行程で、7月末に登山道に雪渓がある所は、「室
堂」から「一の越山荘」への中間を少し過ぎた辺り迄。その先はない。
7月下旬になれば登山者も多く、特に土日なら軽アイゼンさえ不要。




  

「一の越山荘」への道に雪渓あり

「室堂」〜「一の越山荘」への道は、高山植物が疲れをいやしてくれる。
7月下旬でも、この辺りなら、「チングルマ」等の花が沢山咲いている。
登山道の所々に、簡易なベンチがあり、一休みすることも出来て快適だ。




「一の越山荘」が見えて来た!

標準タイムなら、「室堂」から正味徒歩1時間で「一の越山荘」に到着するが、私は、写真を撮りなが
らと、地元富山県の小学校の生徒の集団登山と雪渓ですれ違ったりで、1時間30分くらい掛かった。




「一の越山荘」の建物

「一の越山荘」は、「立山登山」に最もよく利用される山小屋で、「浄土山」経由
で「立山三山」を縦走するなら、初心者は無理なく「一の越山荘」の泊まりが良い。
私達一行はシニア登山なので、更に慎重に「浄土山」をカットして短縮ルートだ!

※「一の越山荘」着15:30、(正味徒歩時間1時間10分・途中10分×2回休憩)

※【「室堂」からの「登山に要した合計時間」】= 1時間30分【泊まり】




「一の越山荘」の看板

「一の越山荘」の標高は、丁度2700mである。結構高い!
施設も整っているし、水も豊富!眺めもいい場所にある。


「一の越山荘」の公式ホームページはこちら!




翌朝(7/29)「登山開始」!

7/29、午前6時に食事、「一の越山荘」を午前7時に出発の予
定としていたが、食事も順調に済み、少し早めの出発となった。

※「一の越山荘」発 06:50




「立山・雄山山頂」に到達!

ついに、「立山・雄山山頂」に到達! 富山県立山地方の当日の天気予報は「終日晴
れ」だったが、「雄山」に差しかかる頃から霧が出てきて、段々と視界が悪くなった!

※「雄山山頂」着 08:05




霧に煙る「立山・雄山」の頂!

山の頂が霧に煙ると、遠近感がなくなり、直ぐそこかと思うと意外と遠か
ったり、遠いと思って夢中に歩いていると、急に眼前に山が迫ったりする!




「雄山神社」への礼拝!

「雄山神社」への礼拝は、礼拝料500円を要す! この鳥居より先は有料となる。
鳥居の手前は標高3003m。鳥居の奥の最高所は3019mという!さて、どうする!

※「雄山神社礼拝」(「登山安全祈願」のお祓い) 08:35発  




「雄山神社」にて「登山安全祈願」!

「雄山神社」の社務所に500円をお支払いして、鳥居の向うへに進んで、宮司さんに
「登山安全祈願」のお祓いをして頂き、「雄山神社」にまつわるお話をいろいろ伺った。




「雄山山頂」(標高3003M)富山県」の碑!

「雄山神社」の社殿の脇にこの写真の石碑が鎮座していた。
しかし、ここは後世の人が石を積み上げて3019mのはず?

【参 考】「昭文社」の「大和高原地図」の「剱・立山」では、「雄山」の標高を2991.6mとし、「雄山神
 社」を3003mとしている。納得!・・・という事は、500円の礼拝料を惜しんで「雄山神社」にお参り
  していなければ「大汝山」の頂を踏んでいない立山登山者は3000mの土を未踏ということになる!




「雄山神社」(標高3019M)の位置の石はこれ!

「雄山神社」の宮司さんの説明では、「雄山神社」の標高は3019Mといわれているが、そ
れは、学校の先生が子供達を登山させて、 その際に先生が記念に下界から運び上げた
物が多いとのこと。そして、3019Mの石とされているのが上の写真の石(中央)だという!




「大汝(おおなんじ)山」は霧に煙ってそびえ立つ!

「大汝山」(3015m)は、標高が高い割りに、「雄山」(3003m)や「雄山
神社」(3019m)と大差ない高さと、すぐ近くなので、容易に登れた!

※大汝山 08:55




「大汝山」危うし!

「大汝山」(3015m)は、標高を書き記した陶板が粉々に割れていて、
悪いことに登山で手を突きたくなる格好の場所にあった。今回も又、
熟年の男性が手を付いて、陶板の形をバラバラに崩してしまった!




霧の中に突然「大汝休憩所」が現れた!

「大汝山」を下ると、直ぐの窪地に「大汝休憩所」があった。いわゆる避難小屋
である。この辺りから登山道の案内があいまいとなるので、注意したいところ。




そびえ立つ「富士ノ折立」の先鋒!

「大汝山」(3015m)よりは標高的には低いのだが、「富士ノ折立」のその先は、挑む者
を寄せ付けまいとする厳しさが漂っている。この尖った先の奥に更に高い岩があった!




「富士ノ折立」(2,999 m)は、この標識を確認して到達となる!

急峻な、そびえ立つ「富士ノ折立」の岩は、実は最初に芽に飛び込んで来た大岩にたど
り着いたら、背後にもっと高い岩があった。この小さな板の標識を確認して到達となる!

※富士ノ折立 09:25




「富士ノ折立」 から「真砂岳分岐」の区間は「高山植物」の宝庫!!

「富士ノ折立」 から「真砂岳分岐」の区間の砂礫の尾根は、沢山の「高山植物」が咲いていた。

※富士ノ折立09:25着(5分休み)/0930 --- (写真撮影10分) --- 真砂岳分岐着10:10




「真砂岳」付近の案内看板

「真砂岳分岐」及び「真砂岳」の辺りは、目標物も乏しく、霧も再度出て来て、
非情に分かりにくかった。この看板があったが、位置関係が分かりづらい!




「真砂岳」(2,861m)は、何の感激もないピーク!

「真砂岳」は山の標識の文字が薄く消えていて、多分「真砂岳」と書いてあるのだろう?・・・という程
度の確認だったが、疲れて少し休んだ。「高山植物」の群生地も終わり、特徴がないピークだった!

※真砂岳 10:20




「別山」への登りは、この行程で最も辛い!

「真砂岳」から「別山」への登りは、疲労の蓄積と行けども行けども先のある登りで、
この登山で一番辛い試練の道のりだった!多くの人が黙々と岩の道を登っていた!




「別山」(南峰2874m)は遠かった!!

「別山」の山頂にある小さな祠が見えたとき、「これで辛い登りは終わり
だぞ!」と、心に大きな余裕が生まれた。ここで昼食兼大休止とした。

※別山 11:40着(40分休み・昼食)/12:20発

【注】別山の「北峰」がより高い2880mで、今回はうっかりこの地を踏まず!




「剱御前小屋」は、「雷鳥坂」の直前休憩場所!

「剱御前小屋」は、長い長い「雷鳥坂」を前にした、格好の休憩所だ!
ここで休んで英気を養わないと、正味60分の下り坂にバテてしまう!!

※剱御前小屋 12:45着(10分休み)/12:55発 




「剱岳」を右手に見ながらの下り!(雷鳥坂にて)

「剱御前小屋」を後に「雷鳥坂」を下り始めると、「剱岳」が右手に見えてきた。
その雄姿をカメラに収めるために、何度も何度も立ち止まりシャッターを押した!

※この光景を元に、水彩画「山塊」を描きました! 




「雷鳥坂」を行く!

「剱岳」も見えなくなり、延々と続く「雷鳥坂」を、沢山の登山客が「雷鳥沢キャンプ場」方面に下ります!




「雷鳥沢キャンプ場」が視野に!

長い時間「雷鳥坂」を下ってくると、「雷鳥沢キャンプ場」が視野に入ってきた!
この風景画見えたら、初めての光景でも、もう終着点は近いと、元気が蘇った!




「雷鳥沢ヒュッテ」の特徴ある屋根だ!!

まだか少し道のりがあるが、ここまで来たら5分か10分あれば「雷鳥沢ヒュッテ」、今夜の宿だ!
元気百倍!「早く露天風呂に入りたい!」と気持ちも足取りも弾む!ゆっくり急げとはこの事だ!




今夜の宿「雷鳥沢ヒュッテ」に到着!!

長かった「立山・別山登山」のゴール地点「雷鳥沢ヒュッテ」に到着した。「雷鳥沢
キャンプ場」の脇からショートカットの道で来たが入口が脇でガックリ!疲れた!
しかし、荷物を降ろせば達成感と、安堵感、感激とで疲れも直ぐに吹き飛んだ!

※雷鳥沢ヒュッテ着 14:40

「雷鳥沢ヒュッテ」の公式ホームページはこちら!









§写真で見る『立山』の高山植物と蝶



「立山カルデラ展望台」、「室堂平」、「立山・別山登山道」の高山植物と蝶の写真



「立山カルデラ展望台」周辺の花


『キヌガサソウ』

「弥陀ヶ原」のバス停から、「立山カルデラ展望台」に向かう遊歩道
には、「弥陀ヶ原の湿地」とはかなり異なる植物が待ち受けていた。
最初は、大きな葉が特徴の「キヌガサソウ」であった!数は余り多くない。




『サンカヨウ』

次に「サンカヨウ」の姿があった。やや小さめな花で目立
たないが、品のある花がポツリ、ポツリと点在していた。




『ノウゴウイチゴ』

一見して、普通の園芸用苺のようだが、れっきとした高山植物で、
和名は岐阜県の能郷山にちなむもので、漢字で「能郷苺」と書く。
つるを出し、白い花が咲く。果実は小ぶりで赤く甘くておいしい。




『マイズルソウ』

「マイズルソウ」は、「立山カルデラ展望台」に行く道の脇に割りと多く見かけた。




『ゴゼンタチバナ』

白く見えるのは実は花ではなくて、「総苞片」という。
花は小さなものが中心に10個ほど集まって付いている。





『カラマツソウ』

花がカラマツ(落葉松)に似ているので「カラマツソウ」という名前がついた。





『カラマツソウ』のアップ写真

「カラマツソウ」の花を接写で拡大して撮影する
と、いよいよカラマツ(落葉松)の葉に似ている。







「室堂」周辺で見た花の写真


『チングルマ』

「室堂」から「一の越山荘」に向かう登山道には「チングルマ」が、
まだ真っ盛りであった。なんといっても、高山にはこの花が似合う!
「室堂平」では、7月末に「チングルマ」や「コイワカガミ」が満開!




『チングルマ』

「室堂」から「一の越山荘」に向かう登山道には「チングルマ」が、
まだ真っ盛りであった。なんといっても、高山にはこの花が似合う!




『タテヤマチングルマ』を発見!

「タテヤマチングルマ」という花に出会ったときは、単に「チングルマ」
の1株が何かの拍子に少しピンクがかったのだと気にも止めなかった。
しかし、ホームページを作成している作業の中で、これはれっきとした
「タテヤマチングルマ」という固有種なのだと分かって驚いた!花は普
通の「白いチングルマ」より少し大型で、独特のピンク色をしている!






「立山・別山登山道」で出会った高山植物



『ハクサンイチゲ』

「大汝山」から「富士ノ折立」に向かう登山道には「ハクサンイチゲ」の、
最高所に咲く姿があった。おそらく標高は3000m近いと思われる。実に
健気な感じの白い花が疲れた体と心に再びの元気を吹き込んでくれた。




『ヨツバシオガマ』

「富士ノ折立」から「真砂岳分岐」の区間は「高山植物」の
宝庫で、砂礫の尾根は、沢山の「高山植物」が咲いていた。





『イワツメクサ』

岩の間に砂礫(されき)があるような立地の岩陰に白い可憐な花を咲か
せており登山道でよく見かける。花弁(かべん)が10枚あるように見え
るが、実は5枚で、それぞれが2つに深く裂けている。雄しべは10本。





『タカネツメクサ』

岩場にカーペット状の株を作って,多数の花を咲かせている。
花弁に切れこみはないが、先端が尖らず、円形になるのが特
徴ひとつ。この点で、先端が尖る「ホソバツメクサ」や、切れ込
みがある「イワツメクサ」、「ミヤマミミナグサ」等と識別可能。




『チシマギキョウ』

『チシマギキョウ』は、背丈が低く、花も引き締まって小さい。
岩と岩の隙間などに咲いて、懸命に綺麗な花を咲かせていた!





『ウサギギク-』

花期は7〜8月で、黄色い花を一輪つける。別名キングルマ(金車)。
「ウサギギク」の和名は、葉の形がウサギの耳に似ている事に由来。






『タカネヤハズハハコ』

『タカネヤハズハハコ』【別名:タカネウスユキソウ】は、「富士ノ折立」から「真砂
岳分岐」の間にかなり群生していたが、これほど綺麗な花はこの1株だけだった!

   【参考】
      「タカネヤハズハハコ(高嶺矢筈母子)」とはキク科ヤマハハコ属の多年草の高山植物。
      姿がウスユキソウに似ていることから、別名で「タカネウスユキソウ」とも呼ばれるが、
      ウスユキソウ属ではなくヤマハハコ属という別のグループに属する。
      分布域は本州中部以北〜北海道の高山帯。湿った草地などに生育する。高さ10〜12cm。
      葉は互生で長さ4〜6cm、灰白色の綿毛が覆っている。花期は8月。白色で下部が淡紅色
      の花をつける。
       【注】今回発見した場所は、砂礫地帯で湿った草地ではなかったが、ほぼ間違いなし!







『立山』で出会った綺麗な蝶


『アサギマダラ』を発見

「雷鳥沢ヒュツテ」から、長い石の階段を登って「ミクリガ池」へ行く途中、
とても綺麗な蝶に出会った。昆虫図鑑で調べたら、「アサギマダラ」だった。




『アサギマダラ』のアップ写真

「アサギマダラ」は、「渡りをする蝶」といわれ、渡り鳥のように大空を高く遠くまで飛
んでいくことで有名だという。春と秋に日本列島を縦断し、長距離の旅をして、台湾
や中国・香港までも飛んでいくとのこと。又、全国各地で見ることができ、1980年代
頃から、「アサギマダラ」の行方を調べる調査が毎年全国で行われている。 なお、
2011年12月31日の「高知県から中国・香港までの移動」が確認された最高距離!


「アサギマダラ 情報ネットワーク 」のホームページはこちら!









§写真で見る『立山』の温泉



『雷鳥沢ヒッテ』の「外湯」と「内湯」の紹介



『雷鳥沢ヒッテ』の「外湯」

『雷鳥沢ヒッテ』の「外湯」は半露天風呂

『雷鳥沢ヒッテ』の「外湯」は、フロントから1階分下に降りて、屋
外に数メートル出た所に別棟として作ってあり、男女別室である!




男湯の「外湯」について

『雷鳥沢ヒッテ』の「外湯」は、夏季は「半露天風呂」といえる。男風
呂の外湯は、7月末の時期は「立山三山」に面した2方の窓が完全に
外されていて「半露天風呂」といった風情がある。洗い場はなく、浴槽
も4人入ったら満員である!温泉は「地獄谷」からの引き湯だという!
隅の板で囲まれた場所が、源泉の湯口で、ここから高温の湯が注ぐ。




男湯の「外湯」は源泉掛け流し!

『雷鳥沢ヒッテ』の「外湯」は、高温につき、しばらく誰も入っていないときは、
とても入浴できないので、大きな蛇口をひねって適温にして入る必要がある!
水を注いでも、注いでも、「源泉掛け流しの湯」は泥水のような粘土色である。




男湯の「外湯」の展望---その1

「外湯」からの展望は、「立山三山」は勿論のこと、「雷鳥沢キャンプ場」のカ
ラフルな点と村や、「雷鳥沢」から、「ミクリガ池」方面に向かう登山者の姿が
手に取るように見える!しかし、相手にはこちらの頭と肩くらいしか見えない!




男湯の「外湯」の展望---その2

「外湯」の縁に近づくと、巨大な「立山三山」が迫り来る!
このド迫力は、おそらく他の山小屋では味わえない迫力だ!




『雷鳥沢ヒッテ』の「内湯」

「内湯」は大浴場で展望もあり!

『雷鳥沢ヒッテ』の「内湯」は、洗い場があり、シャワーにシャンプーもある。
「外湯」には洗い場がないので、頭を洗うためには、「内湯」に1度は入る必
要がある。「内湯」も一番風呂は相当熱いとのこと。 展望もまあまあである。



『雷鳥沢ヒッテ』の温泉について

「立山」の室堂周辺(「みくりが池」及び「雷鳥沢キャンプ場周辺」)には、地獄谷の源泉を引湯した4軒の温泉宿がに点在している。
室堂バスターミナルに近い順に、「みくりが池温泉」を名乗る宿。 「らいちょう温泉」を名乗る「雷鳥荘」。 「雷鳥沢温泉」を名乗る
「雷鳥沢ヒュッテ」と「ロッジ立山連峰」がある。

総ての宿が旅館としての機能と山小屋の機能を兼ねている。
室堂駅から遠くなるほど山小屋的色彩が強くなる。
個室だけでなく相部屋も存在するが、純粋な山小屋とは異なり、ベッドの定員以上の宿泊はできないので、シーズン中は予約が
必須となる。
個室にもテレビの設置はされていない。どの宿も露天風呂はないため、日本最高所の露天風呂は本沢温泉とされている。
ただし、今回宿泊した「雷鳥沢ヒッテ」の「外湯」の男湯は、その中でも「夏季期間」には、窓が取り外されていて、「半露天風呂」
に近い雰囲気が十二分にある。

なお、各宿は立山黒部アルペンルート観光の途中に宿泊する人、または登山の基地として利用する人が多い。
又、どの宿も日帰り入浴を受け付けている。

※「雷鳥沢ヒュッテ」の日帰り入浴
 ・料金 : 500円
 ・電話番号 : 076-465-5727
  【注】営業期間(冬季休業)、日帰り入浴時間等は、必ず事前に電話で確認のこと。

「雷鳥沢ヒュッテ」の公式ホームページはこちら!







§写真で見る『立山黒部アルペンルート』の観光



『黒部湖』の観光



『黒部湖遊覧船』の旅

『黒部湖』のクルージング風景

「立山黒部アルペンルート」の途中で、黒部ケーブルカーの「黒部湖駅」で下車して、
徒歩15分の道を歩いて黒部ダムの縁を渡って、対岸の「黒部ダム駅」(関電トロリー
バスの駅)にいきますが、殆どの観光客は、「黒部ダム」の放水は見物しますが、「黒
部湖駅」から5分くらい歩かないと行けない「黒部湖遊覧船」には乗船しないで帰りま
す。しかし、この「黒部湖遊覧船」に乗って、音声ガイドの説明を聞いてこそ、「黒四
ダム」の雄大さが実感できます。是非一度「黒部湖遊覧船」の旅をお楽しみ下さい!





『かんぱ谷橋』を渡ってみよう!

「黒部湖遊覧船」の待ち時間があるときは、乗船場から直ぐの「かんぱ橋」を
渡って、「黒部湖」の対岸まで行ってみよう!往復20分あれば未知の世界へ!







『黒四ダム』の観光



『黒四ダム』の「放水」

映画「黒部の太陽「で有名な「黒四ダム」の豪壮な景観!

写真は、「黒四ダム」の「放水風景」風景。 「ノウモア放射能汚染」、
「ノウモア福島」の思いから、水力発電を見直したいもの!水力発
電は、治水に役立ち、安全で、かつ観光面から地域起しに役立つか
ら、急峻な流れの河川が多い日本は、もっと水力発電を見直すべき!




『黒四ダムレストハウス』の楽しみ方

『黒四ダム』は、『黒四ダムレストハウス』という無料休憩施設がある。
もちろん食事やお茶は有料だが、レストラン(低い建物の方)の三階には、
「くろよん記念室」(見学無料)がある。ここでは、15分程度の映画を随時
上映しているので、食事だけでなく、是非三階にも立ち寄って「黒四ダム
建設の歴史」に触れてみたい。北里柴三郎博士(「ペスト菌」を発見)が以
外にも「黒四ダム」建設に関係があったという事などを知ることが出来る!


【参考データ】

 ◆「くろよん記念室」について
  ※「くろよん記念室」に関するホームページ
   http://www.kurobe-dam.com/kankou/mirutanoshimu08.html

  ※見学無料

  ※場所
   黒部ダム駅から連絡通路回りで徒歩5分
   ・ダムレストハウスの3階
 
  ※営業期間 4月10日〜11月30日まで

  ※営業時間 7:30〜17:00(11月6日以降は8:30〜16:00まで)

     ※電話 0261-22-2526




「アルペーンルートで行く『黒部・立山の旅』(2007年8月)」は、こちら!







「読者の掲示板」はこちら!= 「温泉情報」など、気軽に投稿して下さい。



「温泉ウォーキングブログ」はこちら!


inserted by FC2 system